各営業所では輸送の安全に関する基本指針を掲示し、また全乗務員に配布して社員一丸となって交通安全に取り組んでいます。
各営業所では輸送の安全に関する基本指針を掲示し、また全乗務員に配布して社員一丸となって交通安全に取り組んでいます。
当社では、最高の「安全・安心・快適」の提供を達成するため、乗務員の質の向上を目指して教育に力を注いでいます。
新たに運転士を採用した場合、貸切バスの運転経験があっても初任適性診断及び指導が必要です。初任運転者以外でも、所属する会社で運転経験(直近1年間で20時間以上)のある貸切バスより大型の区分の貸切バスに乗務しようとする運転者を準初任運転者といいます。この方にも初任運転者に準じた指導が必要です。
貸切バスの初任運転者に対する教育は、座って行う座学と、実際に事業用自動車を運転して行う実技訓練があります。
座学のメニューは以下の①〜⑥のとおりです。
交通ルールや心構えを勉強します。特に運行指示書の指示遵守を徹底します。
貸切バスなどの運転は一般的な乗用車の運転とは大きく異なる部分があります。実技と連動して、新人運転士がこれから乗務する車両と同じタイプの車両をモデルに勉強します。
異常を素早く発見できる日常点検のテクニックも学ぶ必要があります。
お客様の乗降時の注意点や、シートベルト着用の呼びかけなど、運行の安全や旅客の安全を確保するための方法について学びます。
予測運転の理論や方法を勉強します。また、制動装置の操作方法について理解します。
大切なことは、これから乗務するのと同じタイプの車両で制動距離や制動状態での姿勢制御を勉強することです。
雇い入れた運転手さんが、衝突回避装置や被害軽減ブレーキなどが装備された車両に乗務することが決まっているであれば、その操作方法などを学習しておく必要があります。
この学習は実技訓練の途中、ないしは後で行われます。
実技訓練中のドラレコ映像を利用して、初任運転者のクセや行動特性をつかみ、直すべきところは直していきます。
貸切バスでは20時間以上の実技訓練が求められています。実技訓練には、以下のルールがあります。
実技訓練ですから、運転するのはもちろん初任運転者です。
指導する教官は、助手席ないしは客席で道路や運転方法、走行上の注意点などを教えます。教官を務めるのは選任されているドライバー、ないしは事業者が指名したドライバーです。
教習の様子はドラレコで記録する必要があります。音声も記録できるので、それも同時に記録します。
これらのデータも3年間保存しなければなりません。
デジタルタコグラフの記録をしておきます。
この記録についても3年間保存します。
教育の対象になるのは、あくまでも初任運転者です。初心運転者ではありませんから、どんなにベテランなドライバーでも例外はありません。
また当社独自に「乗務員運行規則マニュアル」を作成し、新採用乗務員教育に活用しています。
旅客自動車運送事業運輸規則 第38条に基づき、輸送の安全に関する目標を達成するために、乗務員への指導監督に関する年間計画を策定いたしました。
安全講習会を開催し、関連法令・規則・安全運転遂行・事故防止啓蒙・健康管理等を目的とした教育研修実施いたしました。また車両点検について実車両を用いて研修を実施致しました。
初任者、適齢者(65歳以上)に対し、法令で定められた適性診断を計画的に受診させ、その結果に基づき管理者は個別に指導・助言を行いました。
ヒヤリハットとは、重大な事故には至らないものの、事故に直結する危険性があった一歩手前の事例、またその発見を言います。文字通り、「突発的な事象やミスにヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの」です。
結果として事故に至らなかったものであるので、見過ごされてしまうことが多いのですが、重大事故発生の裏には、その前に多くのヒヤリ・ハットが潜んでいる可能性があり、その事例を集めることで重大な事故を予防することができます。当社ではその事例を基に運転士研修に活用しています。
・雇用時
・定期健康診断(12カ月)
・特定業務従事者の健康診断(深夜業を含む業務・6カ月)
当社では特定業務従事者を含む全乗務員が年2回の健康診断を受診しています。
一般社団法人日本睡眠総合検診協会により2017年以降全乗務員に実施
指先、鼻、腹部に機器を取り付け、「呼吸」、「呼吸努力」、「いびき」、「SpO2」、「脈拍数」、「体位」、「体動」について測定